2004年09月03日
20%の確率
日曜日に病院に行って印象に残ったのは、こんな話。
「女性の場合、5人に1人は鬱病になる。
これは、文明国でも発展途上国でも、白人でも黒人でも黄色人種でも変わらない。
鬱病に関連する遺伝子が8個ぐらい存在することがわかっていて、そのうちのいくつを持っているかで発病するかどうかが決まってしまう。
5人に1人ということは家族のうちで1人くらい発病してもおかしくないということだし、遺伝子のせいなのだからそれは、運が悪かったとしか言いようがないんだ」
ということでした。
なんとなく、鬱病ってストレス社会の現代病だと思っていたんですけど、そうじゃなかったんですね。
しかも遺伝子のせいなら、背が高い低い、胸が大きい小さいとかと同じようなもので、つまりそれって、「わたしのせいじゃないじゃない!」と思えたのでした。
さらに帰りがけに何か訊きたいことはありますか、と尋ねられたので
「どこまでが気の持ちようで、どこからが病気なのかが、よくわからないんですけど」
といったら、間髪を入れない即答で
「大体みんな病気だね」と。
そっか。わたしの我慢が足りないんでも無理が利かないんでもないんだ、病気なんだから、今までももうちょっと自分に優しくしてればよかったんだ。
そう思ったら、それだけでちょっと気が楽になったのでした。
そんなわけで、今日もこうして日記が書けるくらい元気です。
今のわたしを元気でいさせてくれる、すべてのものに、ありがとう。
※日記の内容とはなんの関係もないんですが、同じ創作くらぶ《星羅》の赤堀月音ちゃんが、わたしのためにタイトル画像を作ってくれました。
TOPページと掲示板はそのまま飾れたんですが、このブログにはタイトルを掲示する機能はないようなので、ここで飾らせていただきますね。
【追記】
……と思ったんですが、どうも画像のサイズが大きすぎるせいで、ブログの画面全体に妙な縦線が入ってしまうようなので、やっぱり削除します。
画像は月音ちゃんのページでご覧くださいませ。
「女性の場合、5人に1人は鬱病になる。
これは、文明国でも発展途上国でも、白人でも黒人でも黄色人種でも変わらない。
鬱病に関連する遺伝子が8個ぐらい存在することがわかっていて、そのうちのいくつを持っているかで発病するかどうかが決まってしまう。
5人に1人ということは家族のうちで1人くらい発病してもおかしくないということだし、遺伝子のせいなのだからそれは、運が悪かったとしか言いようがないんだ」
ということでした。
なんとなく、鬱病ってストレス社会の現代病だと思っていたんですけど、そうじゃなかったんですね。
しかも遺伝子のせいなら、背が高い低い、胸が大きい小さいとかと同じようなもので、つまりそれって、「わたしのせいじゃないじゃない!」と思えたのでした。
さらに帰りがけに何か訊きたいことはありますか、と尋ねられたので
「どこまでが気の持ちようで、どこからが病気なのかが、よくわからないんですけど」
といったら、間髪を入れない即答で
「大体みんな病気だね」と。
そっか。わたしの我慢が足りないんでも無理が利かないんでもないんだ、病気なんだから、今までももうちょっと自分に優しくしてればよかったんだ。
そう思ったら、それだけでちょっと気が楽になったのでした。
そんなわけで、今日もこうして日記が書けるくらい元気です。
今のわたしを元気でいさせてくれる、すべてのものに、ありがとう。
※日記の内容とはなんの関係もないんですが、同じ創作くらぶ《星羅》の赤堀月音ちゃんが、わたしのためにタイトル画像を作ってくれました。
TOPページと掲示板はそのまま飾れたんですが、このブログにはタイトルを掲示する機能はないようなので、ここで飾らせていただきますね。
【追記】
……と思ったんですが、どうも画像のサイズが大きすぎるせいで、ブログの画面全体に妙な縦線が入ってしまうようなので、やっぱり削除します。
画像は月音ちゃんのページでご覧くださいませ。
2004年09月02日
お薬減らすのはまだ怖い
眠いです。
もうひたすら眠いです。
お薬飲んでるからあたりまえといえばあたりまえなんですが……。
初診の日に言われたとおり、1日3回のお薬を2回に減らしてもいいのかも知れませんが、まだちょっと不安なんですよね。
今のところ、ブログを書くのも家事をこなすのも元気にやっていますが、薬を減らしてもそれができるのかどうか、自信がないんです。
なんと言っても、まだ1週間も経っていないことですしね。
だから、もうしばらくは眠気と闘いながら頑張ってみようと思います。
いやそれにしても、これ外出先で眠くなったらどうしたらいいんでしょうねえ……?
もうひたすら眠いです。
お薬飲んでるからあたりまえといえばあたりまえなんですが……。
初診の日に言われたとおり、1日3回のお薬を2回に減らしてもいいのかも知れませんが、まだちょっと不安なんですよね。
今のところ、ブログを書くのも家事をこなすのも元気にやっていますが、薬を減らしてもそれができるのかどうか、自信がないんです。
なんと言っても、まだ1週間も経っていないことですしね。
だから、もうしばらくは眠気と闘いながら頑張ってみようと思います。
いやそれにしても、これ外出先で眠くなったらどうしたらいいんでしょうねえ……?
2004年09月01日
樹海の奥の道しるべ
なんと、ホームページを開設しちゃいました。
わたしは「せっかく治療を始めることに決めたから、自分の励みのためにも日記かブログを書いてみたい」と言っただけなんだけど。
わが星羅のWebマスターちな嬢が、「とりあえずブログか日記さえあれば、ホームページの体裁は整いますよ」とのたまったのでした。
ついでに、「ひとつ使ってない掲示板が余ってますから、それをめぐ姉用にしましょう!」とか、やたらはりきってくれて。
気が付いたら、もうわたしのページができあがっていました。
タイトルは「樹海の奥の道しるべ」。
実は、深い意味はありません。
ずっと前に、「自分のページを作るとしたらどんなタイトルがいいですか?」と尋ねられて、なんとなく思いつきで答えたものなんです。
今回、漢字で「道標」だったのを「道しるべ」に変更しただけで、そのまま使っちゃいました。
勢いすらないままに作ったページなので、どんなふうに育っていくのか未知数ですが、とりあえず、よろしくお願いいたします!
わたしは「せっかく治療を始めることに決めたから、自分の励みのためにも日記かブログを書いてみたい」と言っただけなんだけど。
わが星羅のWebマスターちな嬢が、「とりあえずブログか日記さえあれば、ホームページの体裁は整いますよ」とのたまったのでした。
ついでに、「ひとつ使ってない掲示板が余ってますから、それをめぐ姉用にしましょう!」とか、やたらはりきってくれて。
気が付いたら、もうわたしのページができあがっていました。
タイトルは「樹海の奥の道しるべ」。
実は、深い意味はありません。
ずっと前に、「自分のページを作るとしたらどんなタイトルがいいですか?」と尋ねられて、なんとなく思いつきで答えたものなんです。
今回、漢字で「道標」だったのを「道しるべ」に変更しただけで、そのまま使っちゃいました。
勢いすらないままに作ったページなので、どんなふうに育っていくのか未知数ですが、とりあえず、よろしくお願いいたします!
at 23:22|Permalink│
│ホームページの進め方
2004年08月31日
ブログとか書いてるし
精神科のお薬なんて即効性のあるものではないわけで、通院を始めたからって、劇的な変化は望めません。
ただ、睡眠導入剤のおかげで、寝付きがよくなったのだけは確かです。
だって今までは、お布団に入ってから2時間経っても眠れないなんてあたりまえだったんですから。
それが改善されただけでも、確かに体は楽になりますよね。
で、気分も楽になったのかどうか、ブログを書いてみようという気になりました。
ええ。日記とブログがどう違うのかはよくわかってません。
そのうち「SEILAND」Webマスターちな嬢が教えてくれることでしょうけど。
ともかく、自分用だけのメモ書きじゃなくてこういうものを書いてみようと思うようになったこと自体が、実はものすごい変化なのかも。
やっぱり行ってよかったです、メンタルクリニック。
ただ、睡眠導入剤のおかげで、寝付きがよくなったのだけは確かです。
だって今までは、お布団に入ってから2時間経っても眠れないなんてあたりまえだったんですから。
それが改善されただけでも、確かに体は楽になりますよね。
で、気分も楽になったのかどうか、ブログを書いてみようという気になりました。
ええ。日記とブログがどう違うのかはよくわかってません。
そのうち「SEILAND」Webマスターちな嬢が教えてくれることでしょうけど。
ともかく、自分用だけのメモ書きじゃなくてこういうものを書いてみようと思うようになったこと自体が、実はものすごい変化なのかも。
やっぱり行ってよかったです、メンタルクリニック。
2004年08月30日
リーゼとレキソタン
昨日わたしがメンタルクリニックでいただいてきたお薬、だんなさまと全く同じかと思ったら、ちょっと違っていました。
そこで、インターネットでお薬のことを調べてみると……。
☆1日1回寝る前に飲むお薬
「パキシル10mg」=抗うつ剤/選択的セロトニン再取り込み阻害剤
「レンドルミン0.25mg」=睡眠導入剤
☆1日3回(一応食後に)飲むお薬
「ドグマチール50mg」=抗精神病薬/胃・十二指腸潰瘍病薬
「レキソタン1mg」=マイナートランキライザー
「リーゼ5mg」=マイナートランキライザー
マイナートランキライザーは、抗不安薬とか精神安定剤とか言われているものですね。
だんなさまのがレキソタンで、わたしのがリーゼ。
実は、レキソタンよりリーゼのほうがかなり効き目の軽いものらしいです。
中学時代から鬱病の自覚があったわたしと違って、自分でもおかしいとは思いながらも鬱病ではないと信じていたらしいだんなさまは、わたしよりも自分のほうが重症と判断されたことに軽くショックを受けていたようです。
うーん。でもそれは仕方がないですよね。
だって、だんなさま。わたしは一応兼業主婦を名乗ってはいますけど、去年の秋から人付き合いというものが一切できなくなってしまったせいで、アルバイトもパートも休業して、ほぼ専業主婦(しかも子どもなし)の生活を送りながら静養させてもらっていたんですよ。
毎日毎日会社に通って激務に追われていただんなさまのほうがよりお疲れだとしても、むしろそれは当然のことなのでは……?
本人はあまり納得がいっていないようですが。
1日3回お薬を飲むと、だんなさまの場合あまりにも眠くなりすぎて日中の業務に差し支えるということなので、同じお薬を、今回からは1日2回でようすを見ることになった模様です。
実はわたしも、「あまり眠気が出過ぎるようなら1日2回にして調節してもいいんだけど、日替わりにはしないでね。2回なら2回、3回なら3回、規則正しく飲んでいかないと効果がわかりにくいから」と言われました。
まあ、わたしの場合は最初なので、とりあえず1日3回ちゃんと飲んでみています。
確かに、ちょっと眠いけど……。
そこで、インターネットでお薬のことを調べてみると……。
☆1日1回寝る前に飲むお薬
「パキシル10mg」=抗うつ剤/選択的セロトニン再取り込み阻害剤
「レンドルミン0.25mg」=睡眠導入剤
☆1日3回(一応食後に)飲むお薬
「ドグマチール50mg」=抗精神病薬/胃・十二指腸潰瘍病薬
「レキソタン1mg」=マイナートランキライザー
「リーゼ5mg」=マイナートランキライザー
マイナートランキライザーは、抗不安薬とか精神安定剤とか言われているものですね。
だんなさまのがレキソタンで、わたしのがリーゼ。
実は、レキソタンよりリーゼのほうがかなり効き目の軽いものらしいです。
中学時代から鬱病の自覚があったわたしと違って、自分でもおかしいとは思いながらも鬱病ではないと信じていたらしいだんなさまは、わたしよりも自分のほうが重症と判断されたことに軽くショックを受けていたようです。
うーん。でもそれは仕方がないですよね。
だって、だんなさま。わたしは一応兼業主婦を名乗ってはいますけど、去年の秋から人付き合いというものが一切できなくなってしまったせいで、アルバイトもパートも休業して、ほぼ専業主婦(しかも子どもなし)の生活を送りながら静養させてもらっていたんですよ。
毎日毎日会社に通って激務に追われていただんなさまのほうがよりお疲れだとしても、むしろそれは当然のことなのでは……?
本人はあまり納得がいっていないようですが。
1日3回お薬を飲むと、だんなさまの場合あまりにも眠くなりすぎて日中の業務に差し支えるということなので、同じお薬を、今回からは1日2回でようすを見ることになった模様です。
実はわたしも、「あまり眠気が出過ぎるようなら1日2回にして調節してもいいんだけど、日替わりにはしないでね。2回なら2回、3回なら3回、規則正しく飲んでいかないと効果がわかりにくいから」と言われました。
まあ、わたしの場合は最初なので、とりあえず1日3回ちゃんと飲んでみています。
確かに、ちょっと眠いけど……。
2004年08月29日
ドキドキの初診
月曜に1週間ぶんのお薬をもらってきただんなさま。
会社があるのに毎回月曜日に通院するわけにもいかないので、今日、行くことにしました。
「めぐも一緒に行く?」
だんなさまが月曜に行ってから、「別に怖いところじゃなかったよ」「駅から近いからめぐも電車と徒歩で普通に行けるよ」と言われていたのに、結局、今日まで通院しなかったわたし。
わたしが一人では病院に行けないことぐらい、だんなさまにはお見通しでした。
「行く。一人じゃいけないから、連れてって」
というわけで、だんなさまに連れられて、わたしもついにメンタルクリニックへ足を踏み入れることになりました。
だんなさまとわたしが通うことになったメンタルクリニックは、予約を取らない主義。
具合が悪くなったらいつでも来てね、ということらしいです。
そのぶん、今日も1時間以上待つことになったけど、だんなさまと一緒だということもあって、特に苦にはなりませんでした。
まず2回目の受診のだんなさまが呼ばれて、薬の効果が出ていることを確認して、2週間ぶんのお薬を出してもらうことになって、わりあい短時間で終了。
それから、入れ替わりでわたしが呼ばれました。
家族構成とか既往症とか、家族の病歴とか訊かれるのは、どこの病院でもきっと一緒ですよね。
わたしの場合、家族に精神科のお世話になった人はいないと思います、わたしの知る限りでは。
で、5年くらい前から、体温調節ができなくなったりパニック発作っぽい症状が起こるようになったり、ということが始まったこと、実は中学時代から自律神経失調症といわれていたこと、幼稚園時代に自殺を図ったことがあること、なんかをお話しして、「だいぶ神経が過敏なんだねえ」といたわるように言われました。
人間関係がしんどいでしょう、と。
でも、「人の顔色が全くうかがえないよりは適度にうかがえる人のほうが社会に適応していくためにはいいんですよ、ただ今は自分の負担になってしまっているようだからその負担を取り除きましょうね」と。
それから、アンケートみたいなペーパーテストみたいなものの「はい」か「いいえ」に○を付けていくのをやってみて、その結果が出てからまた診察室に呼ばれました。
やっぱり、鬱入りの神経過敏、という感じらしいです。
で、1日3回食後に「ドグマチール50mg」と「リーゼ5mg」を1錠ずつ、寝る前に「パキシル10mg」と「レンドルミン0.25mg」を1錠ずつ、2週間ぶん処方されました。
なぜ1週間ぶんでなく2週間ぶんかというと、だんなさまのお薬が今回2週間ぶん出ているので、「ご主人と一緒のほうが来やすいでしょう」とのこと。
はい、そのとおりです。一人で来る自信はありません。だんなさまだけでなく先生にも、お見通しだったらしいです。
最後に採血をして、お支払いをして、終了。
行ってみるとあっけないけど、ここまでくるのにずいぶん時間がかかっちゃったなあ、と思います。
でもこれで間違いなく一歩踏み出した、というか、ハードルをひとつ跳び越した気分です。
先生からも「死なない限り必ず治ります」と言っていただいたことだし、お薬を真面目に飲みつつ、頑張ってみます!
2004年08月25日
だんなさまの頭痛と肩凝り
だんなさまも鬱病かもとわたしが思ったきっかけは、わたしとも共通していた、睡眠障害と頭痛と肩凝りの症状が、どうやらわたしよりも重症のように見えたことでした。
寝付けない、夜中に何度も起きてしまう、肩や首が痛くて眠れない、頭が痛い。
それはわたしも同じなのだけれど、だんなさまのほうが、よりしんどそうだったんです。
それが、実際に病院に行って、お薬をもらってみると……。
睡眠導入剤をもらっているので眠れるようになったのは当然としても、肩と首が痛いと言わなくなったことに助かりました。
自慢じゃないんですがわたしはマッサージが得意なほうで、以前はわたしがマッサージをしてあげさえすれば復活できていたのに、最近のだんなさまはいくらマッサージしても辛さが軽減されないようで、わたしも無力感に苛まれていたんです。
今でも肩凝りがしなくなったわけではないので軽いマッサージは続けていますが、とにかく本当に、ちょっと前までの辛がり方が嘘のような感じです。
第一子長男で完璧主義のだんなさまは、きっと、今までうんと肩肘張って歯を食いしばって生きていたんでしょう。
抗うつ剤や抗不安薬を処方されたことで、少し肩の力が抜けてきたことがいいのかも知れません。
今のところ、ちょっと眠いという以外の副作用は出ていないようなので、処方された薬がだんなさまの体質に合っているのでしょうね。
いやそれにしても、受診してくれて本当に良かったと思っています。
寝付けない、夜中に何度も起きてしまう、肩や首が痛くて眠れない、頭が痛い。
それはわたしも同じなのだけれど、だんなさまのほうが、よりしんどそうだったんです。
それが、実際に病院に行って、お薬をもらってみると……。
睡眠導入剤をもらっているので眠れるようになったのは当然としても、肩と首が痛いと言わなくなったことに助かりました。
自慢じゃないんですがわたしはマッサージが得意なほうで、以前はわたしがマッサージをしてあげさえすれば復活できていたのに、最近のだんなさまはいくらマッサージしても辛さが軽減されないようで、わたしも無力感に苛まれていたんです。
今でも肩凝りがしなくなったわけではないので軽いマッサージは続けていますが、とにかく本当に、ちょっと前までの辛がり方が嘘のような感じです。
第一子長男で完璧主義のだんなさまは、きっと、今までうんと肩肘張って歯を食いしばって生きていたんでしょう。
抗うつ剤や抗不安薬を処方されたことで、少し肩の力が抜けてきたことがいいのかも知れません。
今のところ、ちょっと眠いという以外の副作用は出ていないようなので、処方された薬がだんなさまの体質に合っているのでしょうね。
いやそれにしても、受診してくれて本当に良かったと思っています。
2004年08月23日
だんなさまの決断
月曜の朝ブルーになる会社員は多いと思いますが、今日のだんなさまはことのほかしんどそうでした。
前々から自分が鬱病タイプだという自覚があったわたしは、最近のだんなさまを観察していて、実は、わたしよりもだんなさまのほうが重症になりつつあることに気付いていました。
もしだんなさまが電車通勤の人だったら、今日は休ませるか、会社の最寄り駅まで付いていくかしたでしょう。
つまりその、飛び込まれた困るので……。
ただ、だんなさまは車通勤。そして、会社を休んでしまえば、休んだという事実で自分を責めてしまうタイプ。
だからわたしは、「休んでいいよ」とは言わずに、「とりあえず会社行って、しんどかったら早退してきていいからね」と言い、そして、「今度わたしメンタルクリニックに行きたいから、一緒に付いてきてね」と言って送り出したのでした。
そして、その日の夕方、いつもなら帰るコールが来る頃になっても電話がないのでメールしてみると、「いま○○メンタルクリニックに来ています。もうすぐ帰れると思うから」という返事。
どうやら、自分でもまずいと自覚したようですが、自分一人でクリニックに行けるとはなかなかの強者(笑) わたしは一人で行く勇気はなかったのに。
ともかくそんなわけで、だんなさまは精神科初受診を経験したのでした。
診断の結果は、やっぱり鬱病。
1日3回食後に「ドグマチール50mg」と「レキソタン1mg」を1錠ずつ、寝る前に「パキシル10mg」と「レンドルミン0.25mg」を1錠ずつ、1週間分処方されました。
とりあえずこのお薬を飲んで様子見、ということですね。
「無理のない範囲でいいけれど、なるべく早寝早起きして下さい」とお医者様に言われたそうです。
とりあえず1週間、経過を見守ることにします。